定例会レポート
日本通販CRM協会では、毎月第二火曜日に「定例会」を開催しています。
定例会では毎月違うテーマごとに、最前線に立つキーパーソンによる講演を行っています。
7月は、【海外通販事情!大公開「どんなものが、どのくらい売れる?」「どうやって進出したら良い?」~進出企業が語る生々しい実態~】と題して、協会にご所属いただいている3社さまにご登壇していただきました。
■メタボメ茶やルイボスティーが大人気で台湾・中国・ベトナムに進出している株式会社ティーライフさま、
■タイ最大手のTV通販事業者TV Direct社さま、
■世界14か国で展開のメイクアップブランド「LB」を運営する株式会社アイケイさま、
どの企業さまにも現地の実情をお話いただき、年に1度の大変貴重な機会となりました。
タイの市場って?何が売れるの?
トップバッターは、タイ最大手の通販会社TV-Direct社 CEO補佐の西さまにもちろんのことながら『タイの市場や通販状況』について実情をお伝えいただきました。
タイの通販市場でもECが急速に伸びているなかで、テレビ通販も成長を維持し商品の価格帯やターゲット層を考慮してチャネルを選ぶ必要性が高まっているそうです。
やはり、定期通販という概念はまだ根付いていないようでアウトコールを活用して、都度購入を催促しているのが現状とのこと。
ただ、定期サービスを展開している企業さまもいらっしゃるようなので、今後どうなるかが注目ですね!
中国の「NMPA」と「KOL」の最新情報!
次にご登壇いただいたのは株式会社アイケイの山浦さま。
アイケイさまは2012年に日本でデビューしたセルフメイクアップコスメブランド【LB】を日本含む世界15か国で展開されています。
山浦さまは中国市場を統括されているとのことで、中国をテーマにNMPAの最新事情と中国のプロモーションを失敗しないノウハウを大公開いただきました。
特に中国プロモーションで欠かせないのが、日本でいうインフルエンサーである「KOL(キーオピニオンリーダー)」の存在。中国の大人気KOLがライブ配信すると、アイライナーを10分で8,000本販売するそうです!(すごい…)
今や、KOLプロモーションが主流となりつつも、失敗したこともたくさんあったそうでそこで学んだノウハウを惜しみなくお伝えいただきました。具体的な内容に「すぐ社内にも共有しました!」という方もいらっしゃったほどです。
ティーライフさまの海外進出は…?
最後にご登壇していただいたのは、ティーライフ株式会社 海外事業部の伊野田さま。
2015年に海外展開をどのようにして始めたのか、そこから現在までの状況・今後どうしていくのか、をお話いただきました。
海外展開のために動きだした当初は、台湾での展開に力を入れていたそうです。
台湾のテレビ、Facebook、momoなどでのプロモーション展開についてだけでなく、現地で起こった様々な想定外についてもお話いただきました。
その後、中国やベトナムにも力を入れて動いているとのことで、どのように展開しているかを公開していただきましたので、特に参入を検討している方にとってはお聞きしたい内容が盛り沢山だったのではないでしょうか。
最後に
今回、ご登壇いただいた皆さまは、普段海外にいらっしゃる方々で、
現地にいらっしゃるからこそ分かる最新情報をお伝えいただきました。
TV-Direct社の西さまからは海外市場では韓国企業などの勢いも感じることが多く、「チームジャパン」で開拓していきたいというお言葉もあり、改めて今回のような機会で団結していく必要性を強く感じました。
今回も、協会の会員である3社様に、Give&Giveのお気持ちでたくさんの情報やノウハウをお伝えいただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
お越しいただいた会員さまも、誠にありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。