定例会レポート
日本通販CRM協会では、毎月第二火曜日に「定例会」を開催しています。
定例会では毎月違うテーマごとに、最前線に立つキーパーソンによる講演を行っています。
5月は新規獲得とCRMをテーマにご講義とパネルディスカッションです!
CRM協会はCRMだけをテーマにすると思われている方もいるかもしれませんが、まずはお客様がいないとCRMも始まらないですし、さらには入り口からお客様と向き合うことが大切だと考えております。
今回はカゴメ株式会社 原様に「新規獲得」と「CRM」のテーマでご講義をいただき、
その後、有限会社あきゅらいず 横田様と株式会社グライド・エンタープライズ 金子様にご参加いただき、豪華すぎるパネルディスカッションが実現しました。
ちなみに…2019年で最多のご参加人数、100名近くの方にお越しいただき、会場は満席です!
予算削減の危機で学んだ新規獲得のポイントとは?
カゴメ株式会社 原様に
『顧客分析手法とメディアプランニングの構築プロセス
~広告費15%削減の環境下で、獲得効率30%改善、顧客獲得140%を2年で実現した実行プロセス~』と題して
まずは新規獲得をテーマにお話いただきました。
広告費15%もが削減されるという環境の中で、原様が取り組まれたことの一つはお客様を知るために顧客分析を徹底することでした。
デモグラフィック分析から始め、サイコグラフィックに主軸に移しながら「仮設づくり」→「裏付け」→「分析深化」と進めるなかで
実際にどのような調査を行ったのか、どんな結果が得られたのかまでを大公開。
それぞれの目的を明確に、どんな調査手法を活用したか、をお伝えいただいたので実践に移せるヒントが盛沢山でした!
CRMに取り組み始めて気付いたポイント
次にCRMをテーマに
『CRM戦略とコミュニケーションプランニング設計
~なぜCRMに取り組み、何を実現し、そのために必要な視点とプロセス~』をお話いただきました。
(実は、原様には新規獲得からCRMまでをテーマにお願いした際に抽象的になる懸念までご配慮いただき
テーマ別に講義を構成していただきました。
実際にご参加者さまからも「構成まで面白すぎる」とのお声があがりました!)
CRMに取り組み始めるに至った経緯から、プロジェクト体制、実際に行った施策、
最後にはCRMを進めるために大切なポイントをお伝えしていただきました。
カゴメ様ではCRMに取り組む目的を明確にして、
ファンという抽象的な概念と収益性を紐づけていきながら事業部全体で取り組まれていらっしゃるそうです。
原様のお話は、まさに会社としてCRMに取り組む1から10までお話いただいたように思います。
組織体制、施策立案、検証方法など、各社さまの課題はそれぞれあるかと思いますが、
その多くの課題に参考なるヒントがあったのではないでしょうか。
3社3様!豪華パネルディスカッションが実現
ご講義後は、会員様からもお話をお聞きしたい!と名前が挙がるほどの
CRMお手本企業さま 有限会社あきゅらいず 横田様と
ルルルンマスクでもお馴染み、フェイスマスクのシェア30%を誇る
株式会社グライド・エンタープライズ 金子様とパネルディスカッションを開催しました!
「新規獲得はどうされていますか?」
「SNSはどのように活用されていますか?」
「CRMはどのような施策をされています?」など、シンプルな質問から
各社様の回答に合わせて、ファシリテータの工藤役員が掘り下げていく形に。
まさに聞きたかった!という的確なご質問と、各社さまがそれぞれ違うカラーで違うお取り組みをされている内容に
とても勉強させていただきました。
アンケートでも「皆様のお客様と向き合う、その想いに感動いたしました!」とのお声もあったほど、
3社様それぞれ違うカラーをお持ちの企業様でしたが、お客様を想う気持ちは一緒でした。
最後に
今回、ご登壇いただいた原様のご講義内容がとても濃く、お願いしておきながらですが
ここまで情報提供していただいていいのか、と思ってしまうほどでした。
原様のGive&Giveの姿勢に感銘を受けられた会員様も多く、講義の交流会まで盛り上がる素敵な会でした。
改めて、皆様の想いで成り立っている協会であると実感し、感謝の想いでいっぱいです。
今後も皆様と一緒につくりあげていければと思います!