【箕輪さんご登壇!】ファンマーケティングがテーマの「12月定例会」を開催
日本通販CRM協会では、毎月第二火曜日に「定例会」を開催しています。
定例会では毎月違うテーマごとに、最前線に立つキーパーソンによる講演を行っています。
12月は【熱狂的なファンをうみだすファンマーケティング】と題して、
特別ゲスト・箕輪さんにご登場いただきました!
当協会の理事である株式会社ブランジスタ 取締役 木村さんがモデレーターとして、
箕輪さんへ質問していきながらお話いただく120分のセミナーになりました。
(*素敵でかっこ良い会場は株式会社フリークアウトさまの東京オフィスです!)
出版不況で大ヒット連発できる箕輪さん
箕輪さんといえば、
2019年で1番売れたビジネス書である前田裕二さんの「メモの魔力」を出版、
1万部売れたらすごいと言われる出版業界で1冊平均7万部を売り上げ、幻冬舎の敏腕編集者として有名です。
でも実は「毎回毎回、もしかしたら1冊も売れないのではと思う」というほど、
面白いコンテンツが溢れている現代で、数時間も要する本は買ってもらうハードルが高いと感じているそうです。
だからこそ、
箕輪さんのNewsPicksBookが出す本なら今回も面白いだろうと思ってもらうように
"NewsPicksBookという看板にファンをつけていく"仕掛けづくりをして
深いファン作りを心掛けていると冒頭にお話いただきました
まさに「商品ではなく会社やブランドにファンをつけること」は、EC通販業界の企業様がよく考えることと同じではないでしょうか。
ファンコミュニティをどうつくる?
NewsPicksBookともう一つ、
箕輪さんご自身の主宰するオンラインサロン「箕輪編集室」で1000人以上の会員数を抱え、
ファンコミュニティがつくられています。
今や、箕輪さんが「~~したい」とツイッターで呟くと
それを箕輪編集室のメンバーが動き、各チームがつくりだしているほどだそうです。
昨今、コミュニティがバズワードのようになり、
"この商品を売るためにコミュニティをつくる"という話が多いですが、
コミュニティを手段するのは大変で、むしろその商品を宣伝して売る方が良いくらい、
コミュニティをつくるということは
「腰を据えて長くすることでしかない」
「最初のスタート地点では超ピュアであること」が大事だとお話いただきました。
企業として考えると、長く買ってもらっているお客様にこんなことしたいという純粋な気持ちで、
自然発生的につくっていくことがポイントになりそうです。
いきなり人を巻き込む、何かの役割を担ってもらうということはハードルが高いので
前提として企業への愛着が必要であり、そのためには明確なメッセージも大事だそうです。
大事なのは心を奪うこと
後半では、箕輪さんが感じている消費から体験に価値を感じる世の中の動向から
これから企業が考えていくべきヒントをお話いただきました。
昔はフリーペーパーで「無料でこんなものが読めるのか!」と喜ばれていましたが
コンテンツが溢れすぎている現代では当たり前になり、
「どう人の心を奪うか、どう人の心を奪う接触ポイントを増やすか、ではないと時間も使ってくれなければ、お財布の紐は緩まないと」と。
これまでのように機能が良い、というだけでは
同じような商品や製品が溢れている現代では戦えない、
「なぜその商品なのか、という意味合い」が大事なポイントになってくると考えているそうです。
競争の厳しいEC通販業界だからこそ、
今後は商品だけでない、その商品のストーリーや意味合いをつくっていけるかが、より一層大事になっていきそうですね。
このセミナーで心奪われた方も?
箕輪さんならではの観点で面白いお話をしていただき、
気付けば約90分間があっという間に経ち、
ユーモアを交え丁寧にお話してくださる箕輪さんのお人柄に心奪われた方も多いのではないでしょうか。
質疑応答からミニ交流会までご参加いただき、
最後まで全力でお話いただいた箕輪さんに本当に感謝に気持ちでいっぱいです。
会員様も最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
普段と違う視点、違う業界だからこそ、新しいヒントや気付きが多くあったと思いますので
一つでも多くのものを持ち帰っていただけたら嬉しいです。
来年の定例会でも皆様にお会いできることを楽しみにしております!
今後ともよろしくお願いいたします。